「地唄舞・舞夢」のホームページにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。

地唄舞は京都や大阪で室内舞踊として発達した芸能です。京都は明治維新(1868年)まで約1000年間日本の首都であり、隣接の大阪は18世紀半ばごろまで日本経済の中心地でした。

京都の貴族たちが伝えてきた舞を源に、能の「仕舞」を柔かく崩し、17世紀初頭、庶民の娯楽として成立したのが地唄舞です。その発達のプロセスで、主として色町の芸者によって舞われたこと、さらにその場所も料亭など室内の精々10平方メートル程度の小空間で行われ、舞台装置も用いず、扇子1本だけで舞われたため、特有の制約が、新しい技法を生み出すことになりました。

舞のテーマの多くは、封建時代の日本社会における男女の愛が、女性の立場から描かれており、別離に耐える女の悲しみが歌われています。

また、私は、文化の国際交流に、深い関心を抱いております。きっかけは、アメリカのハイスクールへの留学でした。教会や学校などで地唄舞を披露する機会があり、その後、世界各地での地唄舞公演、またレクチャー・デモンストレーションなども行い、私の思いはさらに深まりました。

何よりも大きなインパクトは、昭和59年度の文化庁在外研修生に選ばれ、国立ウィーン音楽大学・ラインハルト研究所で、パントマイムを学んだことでした。サミー・モルショウ教授との素晴らしい出会いは、その2年前に遡りますが、肉体という言語を通じて異文化の会話が成立することを知りました。
こうした経験から、私は、新しいパントマイム「舞夢」を提唱してきました。

このホームページでは、私のライフワークである「地唄舞」と「舞夢」をご紹介するために開設したものです。過去の公演記録、これからの公演予定のご紹介が中心です。更新頻度はそれほど高くないと思いますが、何かの折にお気軽にお立ち寄りいただけましたら幸いです。